2012.12.31
今年の展覧会ベスト10(2012)
今年も今日で終わりですね。
一年があっという間に経ってしまうのが早い気がします。
今年は、「二世帯住宅」関連で、打ち合せ~引越しとバタバタした一年でした。
それでも、なんとか、どうしても「見たい
」という展覧会には、なるだけ足を運んだような気がします。
(まっ、相変わらず、展覧会鑑賞本数は少ないんですが・・・
)
では、私の「今年の展覧会ベスト10」
第1位
『草間彌生 永遠の永遠の永遠』(埼玉県立近代美術館)
埼玉まで、足を運んだ甲斐がある
っていいきれるほど、内容が濃くて印象的な展覧会でした。
日本を代表する芸術家で、80歳を過ぎた現在も活動されています。
そのパワフルな作業風景は、メディアでも数多く取り上げられてます。
写真OKな彫刻もまたファンにとっては、嬉しいものです。
そして、圧倒される作品に、スパッと心に突き刺さるようで、感動しまくりでした。
第2位
『フェルメールからのラブレター展』(ザ・ミュージアム)
フェルメールの独特の光の取り入れ方の絵画は、いつもながらに満足した作品が多くて、こうして日本でお目にかかれることに感謝
《手紙を書く女と召使い》 《手紙を読む青衣の女》 《手紙を書く女》 と、3作品をいっぺんに見ることができました。単眼鏡で細部まで拝見。
フェルメール絵画の特徴でもある、窓際からの光の入り方、天然のウルトラマリン・ブルー(ラピス・ラズリ)の青色などを近くで見られて幸せ
第3位
『美術にぶるっ!』(東京国立近代美術館)
去年の『バウル・クレー展』今年の『ジャクソン・ポロック展』といい、私はここの美術館での展覧会がお気に入りです。
そんな「東京国立近代美術館」も60周年を迎え、全館リニューアル後の展覧会がまさにこれです。
タイトルからしても、なんか、期待できそう・・・
第1部 MOMATコレクション スペシャルでは、重要文化財13点も含む名作を一挙に公開、さらに、2階から4階ですべてが、このスペシャルなんて、もう二度と出てこないんじゃないかと思うぐらいの作品数。
そして、藤スツールがあり、自由に腰掛けて鑑賞することができたりします。(この藤スツールは今後も置くのかな
)
第2部 実験場 1950S
戦後の復興期であったこの時代にも、美術作品がありその形跡をたどった企画。
なんか、1部とは違い、ズシーンと重くのしかかってくるのですが、この時代があったから、こうして今いろいろな美術の形が残ってきているような気がしました。
第4位
『ジャクソン・ポロック展』(東京国立近代美術館)
生誕100年の大回顧展。
初期の頃からの作品は、ほとんど見たことがなかったけれど、成熟期~晩年までの作品も多く、床に広げたキャンバスに塗料を撒き散らす特徴のある作品をいっぺんに見ることがてきました。
さらに、出口付近には、ジャクソン・ポロックのアトリエが再現されて、リアルすぎでした。(これも、私のツボに入りました。)
第5位
『松井冬子展 世界中の子と友達になれる』(横浜美術館)
お美しい方が、このような画をかかれるとは・・・
と、誰でもが最初はそう思ったと思います。
プロフィールを拝見すると、東京藝術大学日本画専攻の女性としては初の博士号取得者となっていて、意外な経歴を持っています。
絵画の特徴が、幽霊・内臓や身体器官のモチーフしたもの。。。
一見、グロテスクだけれど、なぜか、吸い込まれてしまう。
何度見ても、いろいろな発見が出てきてしまう画だと思いました。
第6位
『森と湖の国 フィンランド・デザイン展』(サントリー美術館)
ここのところ、私の中では、北欧がマイブーム。
手芸系も、温かみのあるデザインも多く、ちょっと虜になっています。
そんな中、この美術展は、まさに、見なければ
ガラスや陶磁器、家具の数々が、生活の中に溶け込んでいる作品。うらやましいわ~
一部撮影可能場所もありました。
第7位
『KATAGAMI Style―世界が恋した日本のデザイン展』 (三菱一号館美術館)
型紙とは、絹や綿の布に図柄を染め付ける際に用いられる伝統的な道具です。
この展覧会では、その図柄のデザインが多く展示されてました。
主に、この型紙を使って、生地の染色をおこなっていたのですね。
こういうのって、女性は興味深々です。
細かい作業が好きなのも、この型紙が基礎となっているのでしょうか?
第8位
『あなたに見せたい絵があります』(ブリヂストン美術館)
こちらは、ブロガー特別内覧会に参加させて頂いた展覧会です。
ブリヂストン美術館開館60周年記念としての展覧会。
石橋財団ブリヂストン美術館(東京)と石橋財団石橋美術館の両館が所蔵する代表作品を一堂に集められた展覧会で、西洋画と日本画がいっぺんに見られました。
所蔵作品の多さにびっくりし、中には、他展覧会で貸出された名画も多くて、驚くばかりでした。
第9位
『特別展ボストン美術館「」日本美術の至宝』(東京国立博物館・平成館)
ボストン美術館所蔵作品のなかでも、日本美術の収集は、10万点を超えるそうです。その厳選された仏像・仏画に絵巻、中世水墨画から近世絵画まで、約90点が公開されました。
中でも、初公開となった、曽我蕭白の「雲竜図」は、ど迫力すぎ
ユーモアがあるんだけど、吸い込まれていってしまいました。
第10位
『メトロポリタン美術館展』(東京都美術館)
世界有数の規模を誇るメトロポリタン美術館のうちの133点が一挙に見られます。
レンブランド、ターナー、ゴッホの作品もあり、フランソワ・ボンボンの「シロクマ」もありました。
「シロクマ」は、可愛すぎ
以上が、私のベスト10。
来年もまた、興味深々の展覧会もあり、いろいろと忙しくなりそうです。
来年も宜しくお願いいたします。
皆様にとって、良い年でありますように・・・
一年があっという間に経ってしまうのが早い気がします。
今年は、「二世帯住宅」関連で、打ち合せ~引越しとバタバタした一年でした。
それでも、なんとか、どうしても「見たい

(まっ、相変わらず、展覧会鑑賞本数は少ないんですが・・・

では、私の「今年の展覧会ベスト10」


『草間彌生 永遠の永遠の永遠』(埼玉県立近代美術館)
埼玉まで、足を運んだ甲斐がある

日本を代表する芸術家で、80歳を過ぎた現在も活動されています。
そのパワフルな作業風景は、メディアでも数多く取り上げられてます。
写真OKな彫刻もまたファンにとっては、嬉しいものです。
そして、圧倒される作品に、スパッと心に突き刺さるようで、感動しまくりでした。


『フェルメールからのラブレター展』(ザ・ミュージアム)
フェルメールの独特の光の取り入れ方の絵画は、いつもながらに満足した作品が多くて、こうして日本でお目にかかれることに感謝

《手紙を書く女と召使い》 《手紙を読む青衣の女》 《手紙を書く女》 と、3作品をいっぺんに見ることができました。単眼鏡で細部まで拝見。
フェルメール絵画の特徴でもある、窓際からの光の入り方、天然のウルトラマリン・ブルー(ラピス・ラズリ)の青色などを近くで見られて幸せ



『美術にぶるっ!』(東京国立近代美術館)
去年の『バウル・クレー展』今年の『ジャクソン・ポロック展』といい、私はここの美術館での展覧会がお気に入りです。
そんな「東京国立近代美術館」も60周年を迎え、全館リニューアル後の展覧会がまさにこれです。
タイトルからしても、なんか、期待できそう・・・
第1部 MOMATコレクション スペシャルでは、重要文化財13点も含む名作を一挙に公開、さらに、2階から4階ですべてが、このスペシャルなんて、もう二度と出てこないんじゃないかと思うぐらいの作品数。
そして、藤スツールがあり、自由に腰掛けて鑑賞することができたりします。(この藤スツールは今後も置くのかな

第2部 実験場 1950S
戦後の復興期であったこの時代にも、美術作品がありその形跡をたどった企画。
なんか、1部とは違い、ズシーンと重くのしかかってくるのですが、この時代があったから、こうして今いろいろな美術の形が残ってきているような気がしました。


『ジャクソン・ポロック展』(東京国立近代美術館)
生誕100年の大回顧展。
初期の頃からの作品は、ほとんど見たことがなかったけれど、成熟期~晩年までの作品も多く、床に広げたキャンバスに塗料を撒き散らす特徴のある作品をいっぺんに見ることがてきました。
さらに、出口付近には、ジャクソン・ポロックのアトリエが再現されて、リアルすぎでした。(これも、私のツボに入りました。)


『松井冬子展 世界中の子と友達になれる』(横浜美術館)
お美しい方が、このような画をかかれるとは・・・
と、誰でもが最初はそう思ったと思います。
プロフィールを拝見すると、東京藝術大学日本画専攻の女性としては初の博士号取得者となっていて、意外な経歴を持っています。
絵画の特徴が、幽霊・内臓や身体器官のモチーフしたもの。。。
一見、グロテスクだけれど、なぜか、吸い込まれてしまう。
何度見ても、いろいろな発見が出てきてしまう画だと思いました。


『森と湖の国 フィンランド・デザイン展』(サントリー美術館)
ここのところ、私の中では、北欧がマイブーム。
手芸系も、温かみのあるデザインも多く、ちょっと虜になっています。
そんな中、この美術展は、まさに、見なければ

ガラスや陶磁器、家具の数々が、生活の中に溶け込んでいる作品。うらやましいわ~

一部撮影可能場所もありました。


『KATAGAMI Style―世界が恋した日本のデザイン展』 (三菱一号館美術館)
型紙とは、絹や綿の布に図柄を染め付ける際に用いられる伝統的な道具です。
この展覧会では、その図柄のデザインが多く展示されてました。
主に、この型紙を使って、生地の染色をおこなっていたのですね。
こういうのって、女性は興味深々です。
細かい作業が好きなのも、この型紙が基礎となっているのでしょうか?


『あなたに見せたい絵があります』(ブリヂストン美術館)
こちらは、ブロガー特別内覧会に参加させて頂いた展覧会です。
ブリヂストン美術館開館60周年記念としての展覧会。
石橋財団ブリヂストン美術館(東京)と石橋財団石橋美術館の両館が所蔵する代表作品を一堂に集められた展覧会で、西洋画と日本画がいっぺんに見られました。
所蔵作品の多さにびっくりし、中には、他展覧会で貸出された名画も多くて、驚くばかりでした。


『特別展ボストン美術館「」日本美術の至宝』(東京国立博物館・平成館)
ボストン美術館所蔵作品のなかでも、日本美術の収集は、10万点を超えるそうです。その厳選された仏像・仏画に絵巻、中世水墨画から近世絵画まで、約90点が公開されました。
中でも、初公開となった、曽我蕭白の「雲竜図」は、ど迫力すぎ

ユーモアがあるんだけど、吸い込まれていってしまいました。


『メトロポリタン美術館展』(東京都美術館)
世界有数の規模を誇るメトロポリタン美術館のうちの133点が一挙に見られます。
レンブランド、ターナー、ゴッホの作品もあり、フランソワ・ボンボンの「シロクマ」もありました。
「シロクマ」は、可愛すぎ

以上が、私のベスト10。
来年もまた、興味深々の展覧会もあり、いろいろと忙しくなりそうです。
来年も宜しくお願いいたします。
皆様にとって、良い年でありますように・・・
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